ロジカル設計スキル 後編!

今回は後半のニーズ・デプス調査から始めていきます!

 

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目次

 

ニーズ調査

読んで字のごとく

こんなサービスがあったどうですか?

ヒアリングすることです

様々な属性に

(例えばサラリーマン、主婦、OL、大学生)

ヒアリングをしてから属性ごとに

カテゴライズする調査のことをさします

 

デプス調査

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デプス調査

ニーズ調査によって

ある程度の仮説は立てられたが

果たして、その仮説が正しいかどうかを

証明しなければいけない

 

自分の頭の中だけで完結するのではなく

論理的、事実を元にその仮説を

立証するのがここでは大切!

言い換えると

自分の仮説=正しい

答え合わせのようなものです

 

ニーズ調査によってニーズが強いカテゴリーの層を呼んで

直接ヒアリングを行うこと

 

多くの人を呼んで調査すればいいのでは?

と思う企業も少なからずあります

これだと良いデータが取れないんです!

 

例えば

ニーズがある性別、職業問わずに

デプス調査を行なったらどうなると思いますか?

 

まずはターゲットがまとまらないですよね?

まとまらない上に、年代や職業ごとに

サービスについての意見が異なるので

サービスのブラッシュアップができないんです!

 

さらに人件費と時間を多くかけないといけない

これだと会社の費用も持っていかれる

 

だからニーズのある特定の層だけを呼んで

ヒアリングをするのです

それによってターゲットも絞れますし

サービスのブラッシュアップができるんです

 

※必ずリラックスした環境でデプス調査は行なってください

理由はこの後述べていきます

 

デプス調査の流れ

  1. スモールトーク
  2. ライフスタイル質問
  3. ワンアヘッド質問
  4. サービスの意見

それぞれのポイントを書いていきます

 

スモールトーク

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アイスブレイクみたいなイメージ

お互いの距離感を縮めること

相手の本音を引き出さなければいけいので

必ずこの段階でリラックスな環境を作ってください

 

ポイントは

  • 日常会話、世間話でリラックス
  • 自分のことも話し、安定感を与える

ですね

 

ライフスタイル質問

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その人の生活の模様を聞いていく

例えば

趣味、家族構成、職業、出勤帰宅時間

平日休日でのその人の1日

 

ワンアヘッド質問

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その人のお金周りの話をしていきます

例えば

年収、家庭の経済状況(家賃、学費、食費、光熱費等)

家を買った人であれば残債はいくらあるのか

になりますね

 

サービスに対しての意見

ここでサービスに対しての意見を始めてもらいます

意見の深掘りが大切になってくるので

whyを3〜5回くらい聞いて欲しいです

 

※調査中にぽろっと出た一言は必ずメモってください

人の中にある本音がほとんどなので

 

※必ずサービスのヒアリングは最後に行なってください

 

このデプス調査で生まれがサービスの一例が

ZOZOtownの「ツケ払い」

 

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サービス内容としては

購入してから2ヶ月後に決済をするサービス

普通のECサイトで買ったら翌月に決済が多いですよね?

 

なんで、ZOZOは2ヶ月後に着目したのか?

 

ECサイトの効果測定

+デプス調査を行なった結果ですね

 

サイトで人々の動向を調査

消費者の多くは

欲しいものは買い物かごに入れていく

けど

実際に買うのは1ヶ月後

 

ZOZOとしては

なんで1ヶ月後に購入するのだろう?

というギモンが生まれました

 

ZOZOとしてもCV漏れ(取りこぼし)を

防ぎ月内での取り込めるのか

 

実際にデプス調査をしたところ

消費者の動向としては

お金がない、翌月なら買う余裕が生まれる

というのが答えでした

 

つまり消費者の動向としては

買い物はしたい!

けど翌月は別の支払いに

追われてしまう

だから欲しいものはカートの中に入れて

翌月に買おう

というものでした

 

ZOZOもそこに着目して

じゃあ2ヶ月後に支払いをすれば

多くの人が買うのではないかということも

このデプス調査でヒアリングしたのではないか

と思っています

 

仮説思考、頭の中だけで完結させるのではなく

答えあわせもできているので

しっかりとした

消費者に多く利用されるサービスになりましたね!

 

ペルソナ分析

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デプス調査で一番共通点がある部分を持つ

仮定した人を作り出す

これがペルソナ

 

このペルソナが本当に存在しているかのように

年齢、性別、居住地、職業、役職、年収

趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方

などのリアリティのある詳細な情報を設定していく

 

例えば

30代子持ちの主婦Aさん

子供を朝に保育園に送った後に仕事に行っています

旦那は会社員でいつもは夜22時に帰宅します

Aさんは仕事が16時に終わり17時に保育園に子供の迎えに行きます

スーパーで買い物をして晩御飯を作るのが大変です

このような主婦10人に対してデプス調査を行ったところ

8名が是非宅配晩御飯サービスを利用したいと言っており

このサービスには1ヶ月の晩ご飯代5万円の半分くらいなら

払いたいと言っております

そしてこの街には同じような主婦が2万人ほどおり

そのためこのエリアによる市場規模は

2万人×80%×2.5万人=4億円

月間で4億円ほどの市場規模が予想されます

 

プレゼンするとしたらこんな流れになります

 

普及曲線

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世に出したサービスが浸透する流れをあらわしたもの

50億円の市場規模に対していきなり

1発で全ての層は取れないです

 

ではどうすればいいのか?

 

普及曲線の下の層

イノベーター、アーリーアダプターの層を

まずは獲得していくのです!

この2層を獲得できれば

口コミでバイラル式で

アーリーマジョリティの層も増えていきます

 

地元に新しいカフェがオープンしたとします

近くにはスタバがあります

皆さんはどっちに行きますか?

 

8割以上の人はスタバに行くと思います

ただカフェをオープンしたくても

競合が近くにいたらオープンしても潰れますよね?

 

広告に費用をかけていいとは思いますが

新しくできたカフェがそこまでの費用を捻出できるとは

到底思えないです・・・

 

ここで

UberEatsの例で

テレビ広告は一切打っていないですよね?

 

実際にユーザーが使っていく中で

UberEatsの利便性が

口コミでバイラルされてユーザーが一気に増えたんです! 

 

UberEatsのような流れで 

イノベーター、アーリーアダプターの層を

ここで捕まえに行くのです

 

でもどうやって?

 

口コミで広がるように

キャッチコピーをねじ込んでいくんです!

ニッチPR戦略

 

「日本唯一の高級チョコとコーヒーのお店」

 

前半の日本唯一の高級チョコの段階で

かなり目が引きますよね?

つまり人の気をひくようなPRをしていくんです

 

さらにインスタに掲載されると

より強いですね!

インスタを読んだ人が反応して

お店を訪れてまたインスタに掲載される

 

良いスパイラルが生まれますよね!!

 

次回の内容は考案中です笑